500円玉より大きなハゲが、頭にできた日
こんにちは、進化系おじさんです。
いきなりですが、僕の頭には昔、500円玉よりも大きなハゲがありました。
高校時代、僕は野球部に所属していました。毎日必死に白球を追いかけ、レギュラーを争い、先輩や監督の視線に神経をすり減らす日々。今思えば、あの頃の僕は「どう思われるか」ばかりを気にして生きていました。
ある日、風呂上がりに母から言われたんです。
「あんた、頭に大きなハゲができてるよ」
鏡で確認すると、後頭部にツルッとした円形の地肌。円形脱毛症でした。ショックでした。でも、それ以上に「なんで自分だけ」という気持ちが強かったのを覚えています。
この記事を読んでくれているあなたも、もしかしたら今、こんなふうに感じていませんか?
- ストレスで体に不調が出やすい
- 些細なことをいつまでも気に病んでしまう
- 「自分はメンタルが弱い」と落ち込んでいる
もしそうなら、この記事はきっとあなたの役に立ちます。かつての僕がそうだったように。
6ヶ月の通院、そして5年後の再発
高校時代の円形脱毛症は、6ヶ月間皮膚科に通い続けて、なんとか完治しました。塗り薬を塗り、生活を整え、少しずつ髪は戻ってきました。「もう大丈夫だ」。そう思っていました。
ところが、話はここで終わりませんでした。
社会人になって5年後。今度は職場のストレスで、また円形脱毛症が再発したのです。しかも、それだけではありませんでした。
胃のあたりがキリキリと痛む日が続き、ある日ついに立っていられないほどの激痛に襲われました。病院に運ばれて告げられた病名は「十二指腸潰瘍」。そのまま1週間の入院生活を送ることになりました。
病室の白い天井を見上げながら、僕は自分に問いかけました。
「なんで、自分はこんなにストレスに弱いんだろう」
問題の本質:体が弱いのではなく「受け止め方」だった
入院中、時間だけはたっぷりありました。そこで僕は、自分の人生を振り返ってみたんです。
円形脱毛症も、十二指腸潰瘍も、きっかけはすべて「ストレス」でした。医学的にも、過度なストレスは自律神経や免疫のバランスを崩し、円形脱毛症のような自己免疫反応の引き金になることがわかっています。ある調査では、円形脱毛症の患者の約30〜60%が発症前にストレスを経験しているとも言われています。
つまり、僕の体は正直に「もう限界だよ」とサインを出していたのです。
でも、ここで大切な気づきがありました。
同じ出来事でも、ストレスに感じる人と、そうでない人がいる。
同じ職場、同じ仕事量でも、平然としている同僚がいました。彼らと僕の違いは、能力でも根性でもなく、「物事の受け止め方」だったのです。
僕は自分のことを「ストレスに弱い体質」だと判断しました。でも、体質は変えられなくても、受け止め方は変えられる。そこに気づいてから、僕の人生は少しずつ動き始めました。
心配性の僕がとった、たった1つの行動
退院してから、僕が始めたことは、驚くほどシンプルでした。
自己肯定感が上がる動画と本を、とにかく浴びるように見ること。
特に効果があったのは、YouTubeのショート動画です。通勤電車の中、昼休み、寝る前のベッドの中。スキマ時間に、心が軽くなる言葉、考え方が変わる話を、ひたすら浴び続けました。
最初は「こんなことで変わるのか?」と半信半疑でした。でも、これが驚くほど効いたのです。
なぜショート動画が良かったのか。理由は3つあります。
1つ目は、短いから続けられること。
本を1冊読むのはハードルが高いけれど、30秒の動画なら疲れていても見られます。心配性で何も手につかない夜でも、スマホを開くだけでよかった。
2つ目は、繰り返し触れられること。
同じような前向きな考え方に、毎日何度も触れる。すると、だんだんそれが自分の「口ぐせ」や「心のクセ」になっていきました。脳は、繰り返し入ってくる情報を「自分の考え」として取り込んでいくんです。
3つ目は、いろんな人の視点に出会えること。
一人の著者の本だと視点が偏りますが、ショートなら何十人もの考え方に触れられる。その中から「これだ」と思える言葉を、自分だけのお守りにできました。
僕の中で変わった、3つの捉え方
動画と本を浴び続けるうちに、僕の中で3つの大きな変化が起きました。
変化①:「どう思われるか」より「どう感じるか」
かつての僕は、他人の目がすべてでした。野球部の頃も、職場でも、「相手にどう思われるか」で行動を決めていました。
でも、考え方が変わってから、基準が「自分がどう感じるか」に移りました。他人の評価は、僕にはコントロールできません。コントロールできないことに悩むのをやめた瞬間、驚くほど心が軽くなったんです。
変化②:付き合う人を選ぶようになった
これは大きかった。一緒にいて消耗する人、会うと自己肯定感が下がる人とは、少しずつ距離を置くようになりました。
逆に、一緒にいて安心できる人、応援し合える人との時間を大切にするようになりました。人間関係は「量」ではなく「質」。この当たり前のことに、僕はようやく気づけたのです。
変化③:優先順位が明確になった
「何を大切にして生きるか」がはっきりしました。
出世やお金も大事だけれど、それ以上に、自分の心と体の健康、そして家族との時間。この優先順位が定まると、無理をして頑張りすぎることが減りました。「これは自分の優先順位に合わない」と思えば、勇気を持って手放せるようになったんです。
考え方だけでは足りなかった。僕を救った「サウナ」の存在
ここまで「捉え方が変わった」という話をしてきました。でも、正直に打ち明けると、考え方を変えるだけでは足りない日もあったんです。
頭では「気にしなくていい」とわかっている。それでも、心臓のあたりがザワザワして眠れない夜がある。心配性というのは、そういうものです。理屈でねじ伏せられない何かが、体の中に残ってしまう。
そんな僕を救ってくれたのが、サウナでした。
なぜサウナだったのか
きっかけは些細なことでした。仕事帰りに近所の銭湯に立ち寄って、なんとなくサウナに入ってみた。ただそれだけです。
サウナ室で汗をかき、水風呂に入り、外気浴で椅子に座る。その瞬間、頭の中を占領していた不安がスーッと消えていく感覚がありました。
いわゆる「ととのう」というやつです。
あの日以来、僕はサウナを習慣にしました。今では週に1〜2回、必ずサウナに行きます。僕にとってサウナは、単なるリラックスではなくメンテナンスの時間になりました。
サウナが心に効く、医学的な理由
僕がサウナにハマった後で知ったのですが、これはちゃんと理由のあることでした。
サウナ→水風呂→外気浴という温冷交代浴は、交感神経と副交感神経を交互に刺激し、自律神経のバランスを整えるとされています。ストレスで自律神経が乱れやすい僕のような体質には、まさに直球で効く仕組みだったわけです。
さらに、サウナ浴の後には血中のコルチゾール(ストレスホルモン)濃度が低下することも確認されています。円形脱毛症の原因のひとつが、慢性的なストレスによるコルチゾール分泌の増加だと考えると、これは僕にとって大きな意味を持ちました。
加えて、リラックス状態で分泌されるセロトニンやドーパミンといった神経伝達物質が、幸福感の向上に関わっているとも言われています。サウナ後のあの独特な多幸感は、気のせいではなかったのです。
僕なりのサウナの入り方
参考までに、僕がいつもやっている流れを書いておきます。
- サウナ室:8〜10分(無理は禁物。汗が出て「そろそろかな」で出る)
- 水風呂:1分(最初は冷たくて苦手でしたが、慣れると気持ちいい)
- 外気浴:5〜10分(ここが一番大事。椅子に座って、ただボーッとする)
これを2〜3セット。トータルで1時間ほどです。
大切なのは**「頑張らないこと」**。我慢比べではありません。長く入るほど効果があるわけでもない。「気持ちいい」の範囲でやめるのがコツです。
そして僕にとって最大の効能は、サウナ室ではスマホが見られないことかもしれません。強制的に情報から遮断され、自分の呼吸と体だけに向き合う時間。心配性の僕には、この「何もできない時間」が必要だったのです。
⚠️ ただし、心臓や血圧に持病がある方、飲酒後の利用は危険です。無理をせず、体調に不安がある場合は必ず医師に相談してください。
解決方法:あなたにもできる、心の整え方
僕の経験から、同じように悩むあなたに伝えたいことがあります。
ストレスに弱いのは、あなたが劣っているからではありません。むしろ、真面目で、人の気持ちがわかって、一生懸命だからこそ、抱え込んでしまうのです。
大切なのは、その優しさを、少しだけ自分にも向けてあげること。
そして僕が伝えたいのは、「心のケア」と「体のケア」は両輪だということです。
考え方を変える(自己肯定感を上げる動画や本)。これは心からのアプローチ。
サウナに入る。これは体からのアプローチ。
僕の場合、この両方が揃って初めて、本当の意味で楽になれました。どちらか一方だけでは、たぶんここまで来られなかったと思います。
医学的にも、寝る前の5分間の深呼吸(マインドフルネス)を続けるだけで、1ヶ月ほどで睡眠の質が改善するという報告があります。特別なことは要りません。「休息」と「栄養」という基本を整えるだけで、体の回復力は引き出されるのです。
今日からできる、具体的なアクション
最後に、今日から始められることを4つ提案します。
アクション①:自己肯定感が上がるショート動画を3本見る
寝る前でも、通勤中でもいい。「自己肯定感」「考え方」で検索して、心が軽くなる動画を3本見てください。それを1週間続けてみる。たったこれだけで、心の景色が変わり始めます。
アクション②:「消耗する人リスト」を心の中で作る
会うと疲れる人、自己肯定感が下がる人を、頭の中で思い浮かべてみてください。全員と縁を切る必要はありません。ただ「この人といる時は無理しない」と決めるだけで、心の負担は減ります。
アクション③:今週末、サウナに行ってみる
近所の銭湯でもスーパー銭湯でも構いません。まずは1回、行ってみてください。
「ととのう」感覚がすぐにわからなくても大丈夫です。僕も最初の数回はよくわかりませんでした。大事なのは、スマホを見ない1時間を強制的につくること。それだけでも、頭の中はかなり静かになります。
アクション④:寝る前に5分、深呼吸をする
スマホを置いて、目を閉じて、ゆっくり呼吸するだけ。今日一日頑張った自分に「お疲れさま」と声をかけてあげてください。この小さな習慣が、あなたの体を守ってくれます。
まとめ:今、僕は幸せです
500円玉より大きなハゲができて、十二指腸潰瘍で入院して、「自分はストレスに弱い」と落ち込んでいた僕。
そんな僕が、今、心から言えます。
今、僕は幸せです。
体質は今も、たぶん変わっていません。相変わらず心配性だし、ストレスにも弱いままかもしれません。でも、物事の捉え方が変わり、付き合う人を選び、優先順位を大切にするようになってから、人生はまるで別物になりました。
そして週に1〜2回のサウナが、僕の心と体を定期的にリセットしてくれています。心配性の自分を無理に変えようとするのではなく、溜まったものを定期的に流す仕組みを持つ。これが、僕なりの答えでした。
弱さは、消さなくていい。弱さと上手に付き合えるようになればいい。
もしあなたが今、かつての僕のように苦しんでいるなら、どうか覚えておいてください。あなたは、変われます。体質は変えられなくても、生き方は今日から変えられるのです。
一緒に、少しずつ進化していきましょう。
※本記事は個人の体験に基づくものです。円形脱毛症や十二指腸潰瘍などの症状がある場合は、自己判断せず、皮膚科・消化器内科などの専門医を受診してください。

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